キングダム1巻

f:id:ttt888k:20180711134412p:plain

「キングダム」1巻より引用

 

目次

 

第1話 無名の少年

f:id:ttt888k:20180711134958p:plain

「キングダム」1巻 第1話より引用 

 

あらすじ

主人公である少年の信(しん)は親友の漂(ひょう)と

剣術の稽古をしていた。

 

二人は戦争孤児で親がなく下僕という身分だが、

天下の大将軍になるという夢を叶えるために 

日々、切磋琢磨していた。

 

そこにある一人の男が通りかかり、

二人の運命は大きく変わっていく。

 

その男は秦国の大臣を務める

昌文君(しょうぶんくん)という人物で

漂は士官を薦められる。

 

それに応えた漂は王宮へ出向き、

残った信はいつもの生活を始める。

 

それから一ヶ月後、信の耳に王宮で起きた

ある事件の噂が飛び込む。

 

噂の内容は秦国の王はまだ幼くいために、

政治は丞相の呂不韋(りょふい)が権力を握っていたが

それに反発した王の弟の成蟜(せいきょう)の勢力が

王位簒奪を画策したというものだった。

 

噂を聞いた日の夜、信のもとに血まみれの漂が現れる。

 

噂は真実で、漂は信に一枚の地図を渡すために

命からがら逃げ延びてきた。

 

地図を渡した漂は信に天下の大将軍になる夢を託し

笑ったまま死んでいった。

 

感想 

管理人は三国志などの歴史物が好きでよく読むが、

春秋戦国時代をテーマにした作品はこれが始めて。

 

しかも、下僕という奴隷のような一般の階級よりも

低い身分からのし上がろうという展開が

なかなか斬新だと思った。

 

豊臣秀吉(木下藤吉郎)も元は農民とか下級武士など

低い身分から出世したと言われているが、

やはり、一般的なストーリーは庶民階級から

のし上がっていくものが多い。

 

そういった意味ではスタートラインが一般階級以下

という事に意味があるのかと勘ぐってしまう。

 

奴隷は他国と争った時の捕虜やその子供などが多く、

信も漂も戦争孤児と言う点から秦国の人間ではない

という可能性が高い。

 

こうしたバックヤードが、今後ストーリーに

影響を与えるのかも楽しみだ。 

 

1つツッコミを入れるなら

親友の退場早すぎだろ。

 

第2話 地図

f:id:ttt888k:20180711144903p:plain

「キングダム」1巻 第2話より引用 

 

あらすじ

親友である漂の死に信は錯乱するが、

冷静さを取り戻して漂の頼みを思い出す。

  

地図に記された黒卑村へ行くことを決意すると

漂が持っていた立派な剣を貰い受け、

その場を後にする。

 

黒卑村はゴロツキの集まりで、

一般人が立ち寄ると身ぐるみを剥がされて

殺されてしまうような場所だった。

 

信が村に着くと見張り役が立派な剣を

奪うために信に近づく。

 

しかし、信は漂と共に剣術の稽古をしていたので

ゴロツキは相手にならず、一瞬で蹴散らされる。

 

信は集まってくる村中のゴロツキを打ち倒すと

ついに地図が記す場所へとたどり着く。

 

そこには一棟のボロ小屋があり、

その中に入ると死んだはずの漂の姿があった。

 

その頃、漂を追っていた刺客は事のあらましを知り、

剣を持っていった信にその標的を変えていた。

 

感想

親友の死から始まり、再び親友に再会する流れ。

構成としては続きが気になる結構好きな展開だ。

 

 

信は毎日剣術の稽古をしていたらしいが、

ありえないほど強い。

 

大人複数人でかかっても相手にならないって

どんだけ強いんだよと言いたくなるが

主人公弱いとイライラするから良しとしよう。

 

この2話でだいたい主人公である信の事がわかった。

 

・短気でガサツ

・深く考えない

・仲間意識が強い

・腕っぷしが強い

 

という感じだろう。

 

まだ幼い事もあるが、発言や行動には

イライラさせられる読者も多い気がする。

 

この辺りの成長も今後の見どころだろう。

 

第3話 身代わり

f:id:ttt888k:20180711152822p:plain

「キングダム」1巻 第3話より引用  

 

あらすじ

地図に記されたボロ小屋で再会した人物は

漂によく似ていたが、名を政と名乗る。

 

信は混乱するが、考える暇もなく

漂を追ってきた刺客がボロ小屋を襲撃する。

 

二人はギリギリ脱出をするが、

政の姿を見た刺客は

秦王・嬴政(えいせい)と声を掛ける。

 

信は漂の容姿が贏政と瓜二つな事から

影武者として士官させられた事と

王の身代わりとなって死んだ事に気づく。

 

怒りに震える信は先に直接的な仇である

刺客を相手にする事を決める。

 

最初は劣勢に立たされる信だったが、

漂が殺された怒りによって刺客を圧倒し

渾身の一撃によって致命傷を与える。

 

感想

なんとなく予想はできたけど

そっくりさんの展開。

 

身代わり云々の下りまでは頭が回らなかったが、

今後は贏政が漂の代わりみたいな感じで

信に影響を与えるであろう事は予想に難くない。

 

信vs刺客の戦いについては、

刺客が弱かったのか信が強すぎたのか

わからないくらい、

結構あっさり信が致命傷を与えた。

 

刺客だから特技は暗殺であって

剣術ではないのかもしれないが、

ちょっと暗殺家業の名折れ感がある。

 

ガキの頃、剣術の練習と称して木の棒を使って

幼馴染と打ち合いをしたことがあるが、

もし続けていたらコイツに勝てるくらいになったのか

なんて考えてしまった。

 

第4話 反乱軍の手

f:id:ttt888k:20180711154745p:plain

「キングダム」1巻 第4話より引用  

 

あらすじ

深手を負った刺客は命乞いをする。

 

信は同情して剣を下ろしてしまうが、

贏政は容赦なく刺客の首を切り落とす。

  

続けざまに信に対して自分を殺すかと尋ねるが、 

信が答えを出すよりも先に、 贏政を殺しに来た

成蟜の軍が黒卑村を包囲する。

 

 

ゴロツキたちが殺されていく中で、 

信と贏政は突破を図ろうとする。

 

そんな二人の頭上から蓑笠を身にまとった

謎の人物が降りてくる。

 

その人物は河了貂(かりょうてん)と名乗ると 

抜け道を知っていると言って二人を

案内するという。

 

信は怪しい格好をしている事を疑ったため、

河了貂は蓑笠を脱いで素顔を晒す。

 

信たちよりもさらに幼い容貌をしていて、

なおかつ贏政を王と知ってカネ目当てで

案内を申し出た事から、贏政は逆に信用できると

判断して案内を頼む。

 

感想

この数話で贏政の事も少しずつ分かってきた。

 

・思慮深い

・確固たる信念を持っている

・状況により非情にもなれる

・合理的な判断ができる

 

という感じだろう。

 

お硬い貴族のぼっちゃんかと思いきや

剣もそれなりに使えて、非情であり合理的な判断が

できるという点は、正に冷酷非道に描かれる事が多い

始皇帝の幼少期と言える気がする。

 

見方によっては信とは真逆の性格とも言えるし

相性はいいのかもしれない。

 

あとは今回、河了貂が初登場だったが、

登場人物が子供ばっかだなとツッコミたくなった。

 

ある意味、贏政を支える人間が少ない事を

示しているとも思えるし、先行き不安な展開が

読者を引きつけるという狙いなのかもしれない。

 

 

第5話 異母弟

f:id:ttt888k:20190215165505p:plain

「キングダム」1巻 第5話より引用 

 

あらすじ

河了貂は二人を連れて抜け道へと案内をする。

 

道中で河了貂は自分が孤児であり、

元は西の山民族であった事を話すと

贏政も王宮での反乱と現在の状況について

二人に話し始める。

 

贏政は先代の王が若くして崩御したために、

去年13歳で即位することになったが

まだ幼い事もあって大臣たちの権力争いに

利用されてしまう。

 

大臣の中で一番の権力者は丞相の呂不韋だったが、

二番手の竭氏(けつし)は呂不韋を排して

権力の全てを掌握したかった。

 

王弟の成蟜もまた異母兄にあたる贏政が

王になった事を快く思っていなかった。

 

その理由は、成蟜の母親が正当な王族なのに対し

贏政の母親は元舞妓のため、庶民の血を引いていた

からである。

 

呂不韋もまた元商人であり、

成蟜は贏政と呂不韋の二人を排したかった。

 

利害が一致した成蟜と竭氏は手を組むと 

呂不韋が軍を率いて遠征に行ったスキに

王位簒奪計画を実行に移したのだった。

 

感想

今回は一連の事件の背景が語られた。

 

異母兄弟間での王位簒奪は様々な国、時代でも

行われてきたことだが、成蟜の王族絶対主義には

ちょっとイライラさせられた。

 

こうした絶対悪を作ることで

最後にはスカッとするのだろうが

結末にたどり着くまではなかなか長そうだ。

 

それと改めて考えると贏政も呂不韋も

一般庶民から成り上がり国のナンバー1、2

という地位にいることも驚きだ。

 

というより、贏政の父である荘襄王に投資して

次代の王の時代で実権を握った呂不韋が凄い。

 

荘襄王が若くして亡くなったのは偶然にしても

投資で考えるなら何百倍、何千倍というリターンを

得ている事になる。

 

ただ、以前中国の伝説的な商人を調べた時に

呂不韋はTOP10入りはしていたものの、

5位には入っていなかった気がする。

 

どういう基準のランキングかはわからないが

もっと凄い商人がいたと考えると

漢民族の商才は恐ろしいものだ。

 

 

漂の決意

f:id:ttt888k:20180711163103p:plain

「キングダム」1巻 第6話より引用  

 

あらすじ 

贏政が事のあらましを話し終えると

河了貂は敵だらけの王宮から贏政が無事に

逃げ出せた理由を問う。

 

贏政は昌文君が偶然出会った漂によって

影武者を立てる作戦を立案したからと答える。

 

信はそれを聞いて激高するが、 

漂は影武者になることも

死ぬ確率が高い事も承知した上で

大将軍になる夢のために士官したと贏政が言う。

 

そして信に対して立場の弱い自分を助けるか

村に帰って奴隷を続けるかを選ぶよう迫る。

 

感想

今回は漂が士官した後の話がメインだった。

 

漂はまだ幼かったにも関わらず

明確なビジョンを持ち、それを達成するために

最短のルートを走ろうとしていた事がわかる。

 

ただ、ハイリスクハイリターンの賭けに敗れ

道半ばで倒れる事になってしまった。

 

実際、戦場で功績を積み名を上げて

有名になった武将は数多くいる。

だが、リスクはとても高い。

 

特にこの時代の武将の役割は

兵士の統率と士気の高揚が主だったはず。

 

そのためには前線に立って士気を揚げることや

一騎打ちで相手の将を討って敵の士気を挫く事が

大部分の仕事だったわけだ。

 

つまり死ぬ確率は結構高かったということ。

 

それを勝ち続けて(生き続けて)将軍の地位に

着くという事はよほどの強運か実力を備えて

いなければ不可能ということだ。

 

それを考えても漂のプランは無理ゲー感が強いが

下僕という立場から這い上がるには

それくらいしなければいけなかったという

道の険しさでもあるんだろう。

 

信は漂から意思を引き継いでその道を歩むわけだが、 

容易なことではない。

たぶん信はそんなこと考えてもいないだろうが。

 

第7話 南方から来た刺客

f:id:ttt888k:20180711163848p:plain

「キングダム」1巻 第7話より引用  

 

あらすじ

信たちは抜け道を脱し外へと出る。

 

河了貂は礼として金銭を要求するが、

当然命からがら逃げ出した贏政には

持ち合わせがない。

 

支払いは無事に王宮に戻ってからと

一旦お預けになる。

 

贏政から自分を助けるか村に帰るか

という選択を迫られていた信は

贏政を助ける事を決め、王宮に帰るための

具体的な作戦を贏政に尋ねる。

  

贏政は昌文君と落ち合う手はずになっていて、

まずはその合流地へ向かうと告げる。

 

河了貂も金を受け取るために二人に同行することを決め

三人は合流地へ向けて走り出す。

 

その頃、黒卑村では贏政が見つからないために

村での捜索は打ち切られ、逃げたであろう方向に

第二の刺客が放たれる。

 

そんな事を知らない三人はひたすら森の中を

走り続けていたが、度重なる戦闘の疲れから

信は動けなくなってしまう。

 

休憩を提案する河了貂だったが、

贏政は信を背負って走り始める。

 

王宮では未だに贏政を捕らえられない事に

竭氏が苛立ち、昌文君との合流を阻止するよう

部下たちに命令をしていた。

 

そこへ王騎(おうき)将軍と呼ばれる大男が

王宮へ立ち入り、昌文君は既に自分が殺した

と竭氏に告げるのだった。

 

感想

今回はこの事件の終着点がわかる内容だった。

 

具体的な事はわからないが、贏政は昌文君と

合流することで何かしらの勝算が見いだせる

と考えているらしい。

 

だが、その考えを潰すように現れたのが

王騎将軍という人物。

 

オネエ口調で話す変な人物だが、

文官たちが騒いでいるところを見ると

かなりの人物という事がわかる。

 

主人公サイドの情勢をなかなか良くさせない

展開にハラハラさせられつつも先を読んでしまう。

 

名作ってのはこういうものなのだろう。

 

 

第8話 秦の怪鳥

f:id:ttt888k:20180711170145p:plain

「キングダム」1巻 第8話より引用  

 

あらすじ

竭氏配下の肆氏(しし)が竭氏に対して

未だに政が逃亡中であるという報告をする。

 

竭氏は悪態をつきつつも王騎が

昌文君を殺したという言ったことで

安堵していた。

 

だが、王騎はこれまで王宮の争いに

全く関心を示していなかったことから

突然の参戦に肆氏は疑問を持っていた。

 

竭氏は王騎が報酬として昌文君の

所有していた領土を欲しがったことで

深くは考えずに納得をしていた。

 

その頃、森の中を移動していた三人は

目的だった合流地点へとたどり着く。 

 

  

そこは小奇麗な庭園のような場所で、

中央には小さな建物が建っていた。

 

三人は目的地にたどり着いた事に安堵するが、

その背後に刺客が迫っている事には

まだ気づいていなかった。

 

感想

前回登場した王騎という人物が

なかなかきな臭い事がわかる回だった。

 

まだ竭氏側とも贏政側ともわからないが

この事件の終着点における重要な鍵に

なる事は間違いないだろう。

 

贏政たちも目的地にたどり着いたが

まだ刺客の脅威があり安心できない。

 

やっと盛り上がってきそうな

もの凄くいいところで1巻が終わった気がする。

 

こういう終わり方をされると

当然2巻も買ってしまう。

 

うまいやり口だ。チクショー

 

 

ー1巻完ー

 

<<2巻へ

 

↓クリックしてもらえると励みになります 

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村

 

※以下はアフィリエイトリンクです。

報酬は次の本の購入のために使わせて頂きます。

よければ以下のリンクから購入or申込みお願いします。

 

ー書籍版ー

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

新品価格
¥545から
(2019/2/6 18:58時点)

ーKindle版ー

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

ーU-NEXTー

毎月2冊無料で本が読めるサービスです

キングダムも読めます