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キングダム11巻

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目次

 

三大天

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秦国の始皇三年二月

秦国軍20万の大軍勢が隣国の韓を

目指して進軍していた。

 

総大将は蒙驁という将軍で

定石通りの攻め方をする凡庸な

将であったが韓は中華の中でも

最も弱い相手であるため間違いは

起こらないと見られての起用だった。

 

実際に1ヶ月の間に11の城を落とし

破竹の勢いで韓の領土を侵攻していた。

 

秦国は趙、魏、韓、楚の4国と

隣接しているため、韓の領土深くへ

侵攻すると他の国から狙われる

という懸念があった。

 

だが、魏には先の戦いで呉慶を破った

麃公が睨みを効かせ、楚との国境には

もともと分厚い城壁が気づかれている上に

張唐という将軍が守備についていた。

 

趙はかつて三大天と呼ばれた三人の

有能な将軍たちがいたが、現在は際立った

将軍がいないために攻めてくる事は

できないだろうと考えられていた。

 

その頃、趙国では一人の男が

王都邯鄲に招聘されると新たな三大天の

一人として将軍に任命される。

 

そしてその将軍を筆頭に秦国に向けて

出兵の準備が進められていた。

 

 

趙の蹂躙

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趙国との国境付近にある秦国の城

馬央に10万を超える趙国軍が迫っていた。

 

王都咸陽にも趙国軍の襲来を報せる

狼煙が届いたが、韓を攻めている

蒙驁軍をすぐに呼び戻す事はできず

王宮内の人間は対処をどうするか思案していた。

 

政は中央の一帯に徴兵令を発し、

すぐに10万の軍を編成するよう告げる。

 

しかし、呂不韋はそれは軍議で決めると

政の言葉を制す。

 

趙国軍は長平の戦いによって

40万の国民を殺されているため

秦国人に対する深い恨みを抱いていた。

 

それを知る政は、趙国軍が秦国領内に

侵入してくると一度大虐殺が起こると示唆し

軍議を急がせる。

 

その言葉通り趙国軍は馬央の城を攻めつつ

近隣にも別働隊を放って秦国の国民を

蹂躙していた。

 

翌日、咸陽には馬央の陥落と近隣の惨状を

伝える報告が届く。

 

その日の午後には徴兵令が発せられ

戦える全ての国民が強制的に徴兵された。

 

その頃、信は無国籍地帯を平定し

王騎に落とされた崖を自力で登っていた。

 

 

将の力量

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急遽発せられた徴兵令によって

秦国の民兵は軍編成もないまま

合流地である北東を目指して進んでいた。

 

かつで魏国との戦いに参戦した

尾兄弟や伍長の澤圭、他の伍の歩兵が

その道中で顔を合わせる。

 

しかし、信がいないことに気づき

心配の声が上がる。

尾平はその声を制すと信は自分たちの

百将であるため、必ず来ると宣言する。

 

趙国軍は馬央を陥落させた後、

姉妹都市であった馬陽を攻めていた。

 

急遽集められた秦国軍10万は

馬陽を目的地として進軍していた。

 

兵力の上では趙国軍は12万であり

ほぼ互角であったが、

兵の力量には大きな差があると見られた。

 

趙王は慎重な人物であり、

よほどの自身がなければ自ら打って出る

ことはしない人物であった。

 

この事から趙国軍は精兵揃いであり

対する秦国軍は農民が中心の急ごしらえの

10万人だった。

 

そのため、今回の戦では将の力量が

勝敗を分けると予想されていた。

 

王宮では呂不韋が自身の配下である

蒙武に趙国軍撃退を任せようとしていた。

 

それに対して昌文君は異を唱える。

 

その言葉を聞いた蒙武は凄みながら

昌文君に近づく。

 

軍の総司令を任されている昌平君は

蒙武を諌めると昌文君に蒙武が

相応しくない理由を尋ねる。

 

昌文君は蒙武が攻めの武将であり、

今回は守りが主体の戦であるため

蒙武に任せれば大敗して秦国の

存亡に関わると答える。

 

それを聞いた呂不韋は筋は通っている

としながらも蒙武以外に10万の兵を

率いることができる将がいるか尋ねる。

 

昌文君は一人だけいると答えると

王宮の扉が開かれ、信とともに

その人物が入ってくる。

 

その人物とは六大将軍最後の一人である

王騎であった。

 

 

任命

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王騎が王宮内に入ってくると

その場が静まり返る。

 

王騎の横には状況を把握していない

信の姿もあった。

 

蒙武は王騎の前に立ちはだかると

軍議の邪魔なので失せろと命令する。

 

王騎は昌平君によって軍議に

呼ばれたと答える。

 

昌平君はもともと王騎に総大将を

任せようと考えていたが、

王騎から返事がなかったため

補欠として蒙武にも声をかけていた。

 

二人の総大将候補が集まってしまったが

昌平君は秦国軍総司令官として迷わず

王騎を総大将にすると断言する。

 

蒙武は王騎に向き直ると

お前を認めないと言い

わざと肩をぶつけてその場を去る。

 

すると王騎は政を残し他の者にも

全員退室するよう促す。

 

呂不韋はその言葉に訝しがるが

王騎は古き作法に則り大王と二人で

任命式を行わなければ自分が

秦国軍を率いることはないと返す。

 

その場にいた者はその言葉に従うと

政の前には王騎一人が残る。

 

押し黙る王騎に対し、

政はウソをついてまで人払いをした

理由を尋ねる。

 

王騎は王になっての3年はどうだったか

と問うと政は権力争いの道具でしか

なかったため何もないと答える。

 

王騎は呂不韋に対抗するには

まだ時間がかかりそうだと感想を漏らす。

 

政は逆に以前王騎に言った昭王の死を

受け入れよという言葉について

その後どう感じているかを尋ねる。

 

王騎はわからないと答え、

昭王は立派な王であり、政がその姿を

一度も見ていない事を残念がる。

 

政は趙国で人質としていたため

仕方がないと答えると

王騎は人払いをした目的を告げる。

 

それは昭王から政に向けて

預かっていた言葉を伝えるためだった。

 

 

戦友終結

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王騎と政の会話が終わると

外で待っていた面々は中へと招かれ

そこで正式な任命式が始まる。

 

政によって大将軍に任じられた王騎は

拱手の礼でその任を受ける。

 

式が終わると出立しようとする信に

政は声を掛ける。

 

そして今回の趙国軍には

まだ見えていない何かがあるので

気をつけるよう注意を促す。

 

信は王騎の任命式を見て

大臣たちの前で大将軍に

任命されるのは悪くないと

感想を伝える。

 

そして会話もそこそこに戦場に向け

信は走り去る。

 

その頃、合流地には兵たちが集まり

今回の大将軍が王騎に決まった事が

噂されていた。

 

一番頼りになる人が大将になったと

安堵する歩兵たちだったが、

それから間もなく伍を作るように

命令される。

 

しかし、肝心の信はまだ到着しておらず

このままでは信の部隊に入れないと

尾平たちは心配を始める。

 

するとそこに騎馬に乗った信が駆けつけ

みんなと合流を果たした。

 

 

馬陽

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信は荒くれ者でもいいので

強い伍を集めるように頼む。

 

そして集まった面々は大半が

魏国との戦を経験した強者たちだった。

 

信は全員に招集をかけると

信の部隊はどの大隊にも所属しない

特殊百人隊であり、王騎の直属部隊で

あると説明する。

 

危険も大きいがその分得られる武功も

大きいことを約束すると

檄を飛ばして部隊の士気を高めた。

 

その頃、咸陽では軍議を終えた王騎が

戦場に向け出立の準備をしていた。

 

昌文君は王騎に話しかけると

なぜ昌平君の招集に応じたのか尋ねる。

 

王騎は昔話を始めると昌文君がまだ

武官であった際に二人とも百将から

スタートし、徐々に出世して

今の地位に着いたと話す。

 

そしてかつて王騎と昌文君、

もう一人の六将であった摎の三人で

馬陽を落とした事に触れる。

 

昌文君もそれを思い出すと

馬陽は摎が戦死した地であると気づく。

 

そして摎が眠る地である馬陽を

敵に渡したくないと察すると

馬陽を頼むと声をかける。

 

王騎は自分が昭王の六将としての

自分と決別しようとしていることを

昌文君に告げる。

 

あれだけ昭王に固執していた王騎からの

まさかの一言に昌文君は驚く。

 

そして王騎はこの戦いを機に

前へ進みたいという希望を述べる。

 

夜、信は野営地で眠っていると

一人の人影が近づくのを察知し

目が覚める。

 

そこには羌瘣の姿があった。

 

 

王騎出陣

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目覚めた信の前には羌瘣の姿があり

それを見た信は用事は済んだのか

と尋ねる。

 

羌瘣は仇が魏国から趙国へ渡っていた

と告げると、次は趙国へ渡るために

戦に参戦するという。

 

そして羌瘣は晴れて信の百人隊の

副将として迎え入れられた。

 

咸陽では王騎が出陣を始めていた。

 

その副将には出陣前にモメた

蒙武の姿があった。

 

相変わらず蒙武は王騎を大将として

認めていなかったが、蒙武は前衛として

出陣し王騎に出番を渡さないと意気込む。

 

そして昌文君、政に見送られ

総大将の王騎は咸陽を後にする。

 

列国も王騎が再び戦場に戻った

という報を受けると一気に中華全土が

注目する戦となった。

 

その頃、馬陽は趙国軍に取り囲まれ

いつ来るかわからない援軍を頼りに

奮戦していた。

 

王騎軍が馬陽に到着するまで十五日、

信たちの歩兵軍は九日の位置にいた。

 

しかし、戦場が近づくに連れ

趙国軍が馬陽一帯の集落を襲い

女子供も残らず虐殺していることが

歩兵たちの耳にも入る。

 

その話に恐れをなした秦国の歩兵は

日に日に脱走者が増えていく。

 

信も百将として自分の隊だけでなく

他の隊も鼓舞して周るが

一度下がった士気は回復せず

兵士たちの顔は晴れなかった。

 

そこで後方から大きな砂塵が

巻き起こると、王騎率いる秦国軍の

騎馬隊が歩兵部隊と合流を果たす。

 

 

龐煖

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王騎は歩兵部隊と合流を果たすと

全軍、前進と二言発する。

 

それだけで恐怖に縛られていた

歩兵の士気は最高潮に高まる。

 

その夜、信は羌瘣と共に部隊を抜け

真剣と使った仕合をしていた。

 

信は無国籍地帯を平定するまでの

4ヶ月の間、剣を王騎に取り上げられて

いたこともあって、勘を取り戻すために

羌瘣と戦っていた。

 

久々の剣で少し戸惑う信だったが

体は以前よりも動くようになり、

あっという間に羌瘣が額につけている

布を取ってしまう。

 

調子に乗った信は羌瘣に暗殺者を

斬った技を見せてほしいと頼む。

 

羌瘣は蚩尤の技は巫舞という

神をおとす剣技であると説明する。

 

理解ができない信だったが、

神を味方につけて戦えるのは卑怯だと

羌瘣に文句を言う。

 

羌瘣は蚩尤以外にも同じような事を

無意識にやってのける人たちがいると

説明する。

 

中でも武神と呼ばれる存在は

神をおとすのではなく自らの肉体に

神を宿すと言う。

 

ただ、あくまでも言い伝えであり

実在するかは不明と返す。

 

その頃、咸陽では敵の大将の名前が

龐煖という名であると報告が入る。

 

一同は聞いたことがない名前に

疑問を抱くが、昌文君だけは

驚きのあまり硬直してしまう。

 

龐煖とは9年前に王騎によって

殺された男の名前であった。

 

武の結晶

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昌文君は龐煖とは9年前に六大将軍の

摎を殺し、そして王騎によって殺された

男の名前であると周囲に説明する。

 

六将の摎は病で死んだと伝えられており

敵に討たれたことは誰も知らなかった。

 

摎の死は昌文君と王騎の二人によって

画策されていた。

 

理由は戦の最中であったことと、

全くの無名だった男に六将が討たれた

という話を広めるわけには

いかなかったためであった。

 

呂不韋は龐煖についてどんな人物かの

説明を求める。

 

昌文君は龐煖は人を率いるような

武将の類ではないと答えると

純粋な武の結晶のような男と形容する。

 

9年前、秦国軍10万は趙国の城だった

馬陽を包囲していた。

 

総大将は六将の摎であり、

ある夜、二千人の兵士が守る摎の宿営を

龐煖が襲撃する。

 

鉄壁で知られる摎の部隊だったが

龐煖の前には全く意味をなさず

陣を突破した龐煖は迎え撃った

摎の命を奪ってしまう。

 

その後、龐煖は駆けつけた王騎により

顔面を斬られ絶命したと思われていた。

 

しかし、実際には龐煖は生きていて

今回馬陽の地へ向けて総大将として

出陣している。

 

王騎はその事を知っていたために

今回の総大将を引き受けたと

昌文君は予想する。

 

今回の戦は9年前から続く

因縁の戦いである事を意味していた。

 

 

理由

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昌文君は王騎と龐煖の因縁について

語ると昌平君は龐煖が一人で摎の

本陣を襲った意図を尋ねる。

 

昌文君は龐煖と趙国軍は当時

無関係であったと答える。

 

昌文君は龐煖が摎の本陣を襲った時、

現場でその姿を見ていた。

 

龐煖は群がる兵を難なく斬り伏せると

草原を歩くように本陣へと近づいた。

 

そして口を開くと天が怖れるものが

自分以外にもう一つあることが

許せないと話す。

 

それは摎という強者の存在であり、

その対象を屠ることが自身の証明であり

それこそが武神龐煖という存在であると

語った。

 

そして自らが将軍として兵を率いる

人種でないにも関わらず参戦したのは

龐煖もまた王騎との決着を望んでいるため

と昌文君は予想する。

 

それから三日後、ついに信たちは

趙国軍が待つ馬陽の城へと到着する。

 

 

両軍揃う

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趙国軍の攻撃を耐えていた馬陽の兵たちは

味方の援軍が到着したことに歓喜する。

 

秦国の援軍に対して趙国軍の将軍

公孫龍は部隊に横陣を敷くと

王騎軍を迎え撃つ体制を整える。

 

それに対し王騎軍は進軍を停止し

趙国軍の騎馬隊を封じるために

近くにある荒地に向け進軍する。

 

趙国軍もそれを読んでいたため

わざと王騎の誘いに乗ると

荒地に向けて進軍を開始する。

 

戦場近くの山城跡ではこの一戦と

行く末を見守るべく蒙毅と河了貂、

そして軍師学校の兄弟子たちが

遠く戦場を眺めていた。

 

趙国軍、秦国軍共に布陣が完成すると

決戦の火蓋が切って落とされる。

 

ー11巻完ー

 

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