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キングダム18巻

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目次

 

母子

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太后は趙国で生活をしていた頃、

敵国の王子を産んだ女として

政以上に周囲の人間から恨まれていた。

 

そんな生活に絶望した太后は

周囲の人間も自分の子供である政も恨み、

政に対しては自らの手で殺そうとするほど

強い憎しみを持っていた。

 

政は紫夏との出会いによって

変わることができたが、母親との関係は

改善されていなかった。

 

だが、後宮勢力の協力を得られるかと

玉璽の複製を回収するために政は自ら

後宮へと足を運んだ。

 

久しぶりに対面した母は昔と変わらず

美しい姿のままだった。

 

太后も政に大きくなりいい男になったと

声を掛ける。

 

政は早速玉璽の件に触れ、玉璽の複製は

国家反逆罪にあたると告げる。

 

太后は昔は周囲の人間から恨まれ

身を汚しながら生活をしていたが、

今では形式上は自分たちより上の位は

ないと言うと皮肉めいた運命を呪う。

 

政は淡々と玉璽の複製の返還を求めると

太后はあっさりと承諾する。

 

なぜこのような事をしたのかという問いに

太后は久しぶりに政の顔が見たくなった

と答える。

 

それを聞くと政は後宮を去ろうとする。

 

しかし、呂不韋との勢力争いの件も

知っていた太后は他にも頼みがあるのでは

ないかと政に尋ねる。

 

政は一瞬躊躇しながらも礼を尽くして

後宮勢力に助力を請いたいと告げる。

 

太后は追って返事をするというと

後日、政たちのもとへ三代宮家が訪れる。

 

後宮勢力は政に協力をするという意味に

取れたが、政は何か裏があると

完全には信用していなかった。

 

ある夜、宮女の向はやり残した仕事を

片付けるべく誰もいなくなった後宮を

訪れる。

 

そこで太后と呂不韋が密会をしている

現場を目撃する。

 

 

美姫の面影

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宮女の向は呂不韋と太后の密会現場に

遭遇してしまい、偶然にもその会話を

聞いてしまう。

 

それは後宮勢力が呂不韋の傘下に

入るというものだった。

 

太后は政が後宮を訪ね自分に頼み事を

した際に母親として何かを感じるのか

試した事を呂不韋に話す。

 

結果、太后は政に対して何も感じず

どうなろうとも関係ないと一蹴する。

 

それを聞いていた向は驚愕するが、

それから呂不韋と太后が十七年前に

恋人同士であったという話が聞こえ

困惑してしまう。

 

ショックな内容が立て続けに聞こえ

頭の整理がつかない向だったが

政に伝えようと急ぎ後宮を去ろうとする。

 

しかし、気配を察知した宦官が

向のいる壁際に忍び寄ると

持っていた剣で壁越しに刺されてしまう。

 

剣は向の腹部に突き刺さるが声を殺し

剣が抜かれる瞬間に付着した血を

袖口で拭うとすぐにその場を立ち去る。

 

宦官が気のせいかと考えているうちに

 

向は後宮を後にし、傷口を抑えながら

政のいる王宮へと急ぐ。

 

呂不韋と太后は後宮内にある秘密の

隠し部屋に入ると昔を懐かしみながら

快楽に溺れる。

 

太后は若かりし頃、邯鄲の宝石と

呼ばれるほど美しい女性だった。

 

呂不韋とは許嫁の関係であったが、

いずれ秦国の王になると踏んだ子楚を

全財産をかけて援助すると決めた呂不韋は

太后さえも子楚に差し出してしまう。

 

太后は子楚との間に政を授かるが

子楚は呂不韋によって秦国へと脱出し

それによって太后は周囲から恨まれ

生活もままならなくなった。

 

呂不韋は自分が太后の人生を狂せたことを

理解しながらも昔の面影を失った太后に

危険性を感じていた。

 

 

向、伝える

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宮女の陽は早朝に目を覚ますと

仕事の準備に取り掛かる。

 

そして自室を出ようと扉を開けると

出血して倒れている向を発見する。

 

すぐさま医者を呼ぶと手術が始まり

出血多量は免れたが、高熱が下がらず

二日目の昼も生死の境を彷徨っていた。

 

医者たちは手を尽くしたが今晩までと

陽に告げる。

 

陽は他に頼れる場所を考えると

今晩の伽の相手である宮女を軟禁し

自ら政の寝所へ辿り着くと謝罪をしつつ

向の一件を伝え助けを請う。

 

政は向から聞いていた陽の型破りな

行動力に驚きながらも王族たちが

専属の医師団を連れて向の元へ向かう。

 

向は一命を取り留めるが薬を与えても

眠らずに政に伝えたいことがあると

訴えていると言う。

 

それを聞いた政は向に近づき、

向が見聞きした事を明かされる。

 

政はその言葉に衝撃を受けるが、

冷静に考え直し、呂不韋が自ら

つけ入るスキを与えたと捉える。

 

翌日、信用できる重臣たちを呼ぶと

その一件を明かし、呂不韋の牙城を

突き崩そうと動き出す。

 

 

奇貨居くべし

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呂氏四柱の李斯は最近噂になっている

呂不韋と太后の不義に関して

その真偽を確かめていた。

 

呂不韋は真っ向から否定すると

その流言を消すよう指示を出す。

 

政は流言が順調に広まっている事を

受けて部下たちの手腕を褒める。

 

昌文君は太后の名誉を傷つけた事で

政の精神面を心配するが、

政は戦争をしているため全ては

覚悟の上であると答える。

 

そして政は一気に呂不韋の勢力を

叩こうと次の一手を打つ。

 

呂不韋陣営は根も葉もない噂と

信じていたために流言を消すことは

容易いと考えていた。

 

しかし、そこへ三代宮家が呂不韋の

元を訪れる。

 

傍から見れば呂不韋は実子の政敵であり

後宮勢力が呂不韋陣営に力を貸す事は

不自然なことである。

 

そのため、後宮勢力を代表する

三代宮家が呂不韋陣営を訪れるのは

噂が真実であった事を証明するような

行為であった。

 

呂不韋陣営の中からも呂不韋に対して

疑問を抱く者が増え始める。

 

政は大臣たちに現在の状況を明かし、

この機会に呂不韋陣営に協力する

有力な人物を引き抜くよう指示を出す。

 

呂不韋はこれらの状況を知りつつも

焦ってはおらず、単純に度々届く

太后からの密会の申し出をどうするか

思案していた。

 

ひとまずほとぼりが冷めるまでは

待つように返事を出したが、

太后はそれを無視して直接呂不韋の

もとへ会いに来てしまう。

 

呂不韋は賭けにリスクはつきものと

考えると、それを受け入れた上で

政との王の座をかけた勝負に

勝利しようと決意する。

 

その頃、信たちのいる前線地帯では

魏国との戦の準備が進められていた。

 

 

揃い踏み

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秦国は魏国の山陽一帯を攻略するべく

二十万の軍を興した。

 

総大将は白老と呼ばれる蒙驁が就任し

二人の副将と共に三軍に別れて

進軍することになった。

 

信たち飛信隊は蒙驁の本軍の前方に

配置されるが、そこには王賁率いる

玉鳳隊と蒙恬率いる楽華隊という

若い隊長が率いる特殊部隊が揃っていた。

 

王賁は飛信隊を見るなり蟻が背伸びを

しないようにと挑発すると

信は武功をあげて上官になり玉鳳隊を

こき使うとやり返す。

 

その夜、飛信隊の野営地では羌瘣が

一人で今後について思案し

この戦が終わったら飛信隊を離れ、

仇討ちを優先することを決める。

 

翌朝、秦国軍は最初の城である

高狼に到着する。

 

軍編成の結果、飛信隊は前方の予備隊

となり、玉鳳隊は最前列に配置される。

 

悔しがる信の元に蒙恬が現れる。

 

直接会うのは初めての二人だったが

蒙恬は握手を求めると友好的に

信たちと接する。

 

握手をした信は蒙恬が只者ではない

と感じると、蒙恬は自分も信や王賁と

同じく天下の大将軍を目指す者である

と告げる。

 

秦国軍内でも三隊の特殊部隊は

すでに注目の的となっていた。

 

本人たちは気にすることなく

最大の武功を目指して戦闘の準備をする。

 

山陽攻略戦の初戦である高狼城攻めが

間もなく始まろうとしていた。

 

 

攻城

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秦国軍が高狼城攻めを開始すると

飛信隊は初めて体験する攻城戦に

圧倒されていた。

 

天高く聳える城壁と容赦なく

降り注ぐ矢と落石の雨を前に

秦国軍は打つ手がなかった。

 

三日が経過しても堅固な城と

巧みな防御術を前に防衛戦を

展開していた。

 

飛信隊の陣営ではどのように

攻略をすべきか議論がされていた。

 

三百人隊でできることはなく、

蒙驁が何かの策を用意していると

期待をするが、突然現れた蒙恬によって

それを否定されてしまう。

 

蒙恬は蒙驁が奇策を用いずに

相手の士気が下がるまで気長に待つ

常套手段しか持ち合わせていない事を

信たちに教える。

 

その言葉通り十日経過しても

戦況は変わらなかった。

 

蒙驁は一ヶ月は攻め続ける作戦であると

全軍に指示を出すが秦国軍の士気は

徐々に下がり始めていた。

 

そこへ王賁率いる玉鳳体が攻略のための

秘策を用意する。

 

攻城戦十一日目、これまで動きを

見せなかった玉鳳隊は王賁を先頭に

城壁に向けて走り出す。

 

騎馬隊は枯れ木などを積んだ車を引き

城壁の前に並べると、それに火を放つ。

 

燃えた枯れ木によって煙が立ち込めると

敵の視界を全て奪ってしまう。

 

そのスキに井闌車を引いた部隊が

城壁まで詰め寄っていた。

 

 

玉鳳の武

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玉鳳隊は井闌車によって城壁に

橋をかけるとそこから一気に

城壁の上にいる兵士に襲いかかる。

 

王賁は得意の槍術で敵兵を片付けると

部下たちも次々に敵兵を切り崩す。

 

そして城門の真上に拠点を確保すると

縄を使って数名の兵士が城内へと

降りていく。

 

油断した敵が突然現れた兵に

驚いているスキに城門の閂を外す。

 

外には一部の玉鳳隊が騎馬した状態で

待機しており、開門と同時に城内へ

侵入しようと待機していた。

 

しかし、その作戦を呼んでいた蒙恬は

玉鳳隊よりも先に城内へと侵入する。

 

 

侵略の現実

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開門と同時に城内へ侵入した楽華隊は

圧倒的な速さで本城を陥落させる。

 

戦闘終了後、玉鳳隊は手柄を奪った

楽華隊に文句を言っていた。

 

何もできなかった飛信隊は

そのやり取りを黙って

見ているしかなかった。

 

手柄の件は王賁が楽華隊の前に

落とし穴をしかけなかった自分の

ミスであると認め手打ちとなる。

 

信の姿を見つけた蒙恬は信を呼びつけ

三隊の隊長が初めて顔を合わせる。

 

しかし、王賁は敗者に用はないと言うと

その場を立ち去ろうとする。

 

信は井闌車を持ち出した事に

難癖をつけると王賁は生まれの良さも

才能の一つであると信を一蹴する。

 

尚を食い下がろうとする信だったが

そこで城内に火の手が上がっている

ことに気がつく。

 

略奪が行われている事に気づいた信は

やめさせようとするが、蒙恬は

自分たちが関わることではないと

信を諌める。

 

信は納得せず略奪している部隊の

元へと走り出す。

 

そこには陵辱、略奪、殺生の限りを

尽くす秦国兵の姿があった。

 

それを見た信は激昂すると

剣を抜いて止めるよう命令する。

 

副将の淵は同士討ちは罪に問われる

といって信を抑え込む。

 

淵はこれが現実であると信に説明し、

暴行を行う部隊の隊長には軍律違反で

あることを注意する。

 

部隊の隊長は乱銅という千人将で

軍律は実際にはあってないようなものと

反論すると目の前にいた一般市民に

剣を突き刺す。

 

我慢の限界を迎えた信は乱銅に向かい

走り出すと周囲の兵を吹き飛ばし

乱銅の首筋に剣を突きつける。

 

蒙恬は千人将を斬れば全てを失うと

注意を促し信の行動を制する。

 

 

俺の戦り方

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蒙恬は信に天下の大将軍への思いは

軽いものなのかを問う。

 

乱銅は千人将を斬れば自分だけでなく

隊も罰せられると脅す。

 

信は剣をさらに食い込ませると

部下にやめさせるよう指示を出し

且つ今後はこういった行為をしないと

誓うよう乱銅に迫る。

 

乱銅は従わず信を蹴り飛ばすと

倒れた信に向かって剣を振るうが

信はそれを躱し乱銅を斬ってしまう。

 

そして信は軍法会議かけられると

一夜投獄の罰を受けることになる。

 

一方乱銅の部下たちも降伏した

一般市民への暴行によって

軍法会議にかけられた。

 

王賁は蒙恬に近づくと信の減刑を

取り計らった事を責める。

 

蒙恬は王賁と違い親の威光を

使う事に抵抗がないと言うと

祖父である蒙驁に頼んで減刑を

してもらったことを明かす。

 

王賁は感情の制御ができない信を

子供であると言うと蒙恬はそれを

認めた上で自分の信念に真っ直ぐな

信が好きになったと答える。

 

この事件を通して秦国軍内と

魏国人の間で少し変わった形で

飛信隊の名を広めることになった。

 

その頃、魏国の王都大梁では

魏国王と元趙国三大天の廉頗が

会見をしていた。

 

 

その男、廉頗

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趙国の三大天に数えられた廉頗は

太子であった悼襄王の素行の悪さを

度々諌めていた。

 

悼襄王はこのことを深く恨んでおり、

王位に即位すると戦中であった

廉頗の大将の地位を剥奪する。

 

廉頗はその命令を拒むと

変わりの大将として派遣された

楽乗と同じ趙国軍同士で争う事になる。

 

戦上手で知られる廉頗は若き天才の

楽乗を相手に軽々と勝利を収めると

配下を引き連れて趙国を去ることを

決意する。

 

その後、魏国へと亡命していた廉頗は

一度も魏国の兵を率いて戦おうとは

しなかったが、秦国が攻めてきた

今回の一戦に参加すること決める。

 

そして廉頗は自身の四天王に会うと

戦の準備をするよう言い渡す。

 

その内の一人である輪虎には先に出陣し

目ぼしい敵の将校の首を

獲ってくるよう命令する。

 

輪虎はそれを承知すると、

三千の兵を連れて行けという廉頗の

申し出を断り、自分の私兵からなる

三百人隊で十分であると答える。

 

 

近利関の夜

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魏国攻略戦から一ヶ月が経過した頃

信たちのいる蒙驁本軍は三つ目の

城である近利関を攻めていた。

 

高狼城の時と同様に玉鳳隊は

井闌車を使うが、飛信隊はそれに

勝手に乗り込むと城壁に辿り着く。

 

魏国はすでに秦国軍が井闌車を使う事を

知っていたために城壁の上には

通常よりも多く兵が配置されていた。

 

それを見た信は城壁の下にいる兵に

城壁の上は武功がたくさん転がっている

と焚きつけると井闌車を登ってくるよう

指示を出す。

 

魏国は重装歩兵を配置し城壁を

突破されないように注意を払う。

 

飛信隊は竜川ら怪力部隊を投入すると

重装歩兵の隊列に穴を開ける。

 

そして信と羌瘣が切り込むと

一気に拠点を確保する。

 

高狼城の玉鳳隊と同様に縄を使って

城門まで降りる作戦を実行する

飛信隊だったが、作戦がバレているため

城門の下には敵兵が溢れていた。

 

さらに信が降下地点に選んだ場所も

城門から大きくズレていた。

 

極めつけは信が降下する際の縄を

竜川に持たせて固定していたが、

摩擦によって生じた熱によって

途中で竜川が縄を放してしまう。

 

そのため、信は城壁から落下する形で

地面へと叩きつけられる。

 

飛信隊は信が立ち上がったのを見て

安堵するが、城門前で待ち構えていた

兵たちが信に向けて群がり始める。

 

ピンチに陥る信だったが

その直後、別の城門が開門され

一気に秦国軍がなだれ込んでくる。

 

井闌車に気を取られて防御が甘くなった

地点を郭備という千人将が率いる部隊が

攻め落としていた。

 

その夜、飛信隊は酒宴を開いていた。

 

理由は飛信隊が城内に侵入したあと、

偶然鉢合わせた名のある将軍の首を

獲ったことで初めて玉鳳隊と楽華隊を

上回る武功をあげたためであった。

 

そこへ偶然通りがかった郭備が訪れると

信に対して自分も下僕の

出身であることを明かす。

 

もともと戦災孤児だった郭備は

下僕として働くうちに子供のいない郭家が

養子にしたことで士族になったという。

 

自分と同じ境遇である信の事を知ってから

郭備は密かに信を応援していたことを

告げると、自力で三百将になったことと

高狼城で乱銅を斬ったことを褒める。

 

乱銅の一件によって近利関では

蹂躙行為はほとんどなかったと告げると

貴士族に負けるなと信を激励する。

 

そして軍議があるというと

郭備はその場を後にする。

 

尾平は郭備が千人将でありながら

すでに蒙驁の側近の一人となり

若い将校の中では将軍に一番近い

存在と噂されている事を教える。

 

飛信隊の面々は感激し郭備が

去った後も噂を続けた。

 

郭備は軍議へ向かう途中、

一人の兵に声をかけられる。

 

振り返った瞬間にその首筋を

剣がすり抜けると郭備は事態を

飲み込めぬまま絶命してしまう。

 

ー18巻完ー

 

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