キングダム30巻

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目次

 

 

函谷関の裏

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士気を高めた秦国軍は城壁の上から

城門の裏側に流れ込む魏軍を押し返しはじめ

指揮官である蒙驁も安堵しかける。

 

だが、そこへ突如山を超えてきた楚国軍が

城門裏に群がり始める。

 

城壁の裏側から大きな歓声が鳴り響くと

本陣にいた李牧と春申君も媧燐の言葉が

本当であったことを悟る。

 

春申君はコントロールしづらい媧燐が

合従軍の第一功になるであろう大きな功績を

挙げたことで冷静さを取り戻す。

 

函谷関は魏国と楚国の二軍が

城壁と門の裏側それぞれから攻めたことで

対処しきれなくなり、ついに函谷関の門を塞ぐ

大岩にまで敵の手が届いてしまう。

 

媧燐は勝利を確信し歓喜の声を上げる。

 

そして函谷関の門が開かれようという

正にすぐ手前で思いもよらぬ事態が発生する。

 

山中に姿を消していた王翦の軍が

突如として函谷関裏に現れたのである。

 

 

打ち止め

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思いがけぬ場所から現れた王翦軍は

一気に城門へ群がる敵兵を切り伏せ

開門しようとしていた敵を排除する。

 

すんでのところで陥落を免れた秦国軍は

安堵し歓喜の声を上げる。

 

李牧とオルドが相対している王翦のいる

戦場から援軍が現れた気配を見て取り、

春申君はオルドに対しての怒りを顕にする。

 

 

その頃、オルドは王翦から奪った砦にいて

山中に潜んでいると思われる伏兵の存在を

探していた。

 

だが、王翦が伏兵を配置せずに

そのまま函谷関裏の救援に訪れていた。

 

王翦はオルドが攻めてこないことを

確信していたために堂々と援護に

来ることができていた。

 

二人の心理戦は王翦の圧勝に終わり、

結果、函谷関の陥落は阻止されてしまう。

 

失敗の報せを受けた媧燐はすぐに諦め、

他の戦場でも汗明の討ち死による影響が

出始めていたことから合従軍の戦況は

不利な方向へと傾き始めていた。

 

そのため、砦に残っていた燕軍を除く全軍が

開戦前の位置まで退却することをを余儀なくされた。

 

李牧が宣言した十五日目の総攻撃は

失敗に終わり、それによって合従軍は

函谷関突破が極めて難しくなってしまった。

 

 

楚王の怒り

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合従軍が開戦前の位置まで退却した

という報せは秦国の首都咸陽にも

届いていた。

 

文官たちは大いに盛り上がる中、

昌文君はこの戦いにおける

矛と盾の役割がうまく機能したと話す。

 

矛は蒙武、盾は王翦であり、

王翦に関しては未知の部分も多かった事から

博打的な要素が大きかったものの、

秦国は2つの賭けに勝ったことなる。

 

昌平君はそれによって函谷関を

落とすことが極めて困難になったと宣言する。

 

その頃、飛信隊の野営地では酒が振る舞われ

兵たちが宴会を開いていた。

 

軍師である河了貂は重傷者の手当と

戦力分析を行っていたが、

そこに信が現れ今回の戦が物足りないと

感想を漏らす。

 

河了貂は戦況的にこれで終わるだろうと

予想を立てつつも信が懸念している

李牧のことに考えを巡らせる。

 

楚国の王都である陳では楚王が

配下たちに怒りをぶちまけていた。

 

楚国が足を引っ張っているせいで

函谷関陥落が困難になったために

面子が立たないためである。

 

だが、その反面で出し惜しみをしたことを

悔いてもいた。

 

その時の楚国には元趙国三大天の廉頗が

亡命をしており、楚王は廉頗に対して

今から立て直しはできるかと尋ねる。

 

廉頗はそもそも楚人は自尊心が高いため

他国の将が率いても力は発揮できず、

また、秦国はすでに国境沿いに防衛戦を敷き

援軍の到着を防いでいるために難しいと答える。

 

ただ、このまま戦が終わるとも思わない

と廉頗が言うと、楚王はその理由を尋ねる。

 

廉頗は王騎を討った李牧という男が

今回の戦ではまだ動いていないと答えると

まだ何かを企んでいると告げる。

 

その夜、李牧は合従軍の中から姿を消すが

秦国軍は誰一人気づかず、合従軍の陣営でも

ごくわずかのものが気づいただけであった。

 

 

 

首謀者の行方

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翌朝、合従軍の本陣には各国の代表となる

将軍が集まっていた。

 

その中でも王翦に出し抜かれたオルドを

媧燐は執拗に責め立て、険悪な雰囲気が

漂い始めていた。

 

それを魏国の呉鳳明がこのまま終われば

天下の笑いものになると一同を叱責する。

 

オルドはその時に一番メンツを失うのは

合従軍の総大将である春申君であり、

次に首謀者である李牧であると答える。

 

だが、そこに李牧の姿はなく

春申君は李牧が合従軍を離れたと告げる。

 

その際に各軍から一千づつ精兵を選出し

李牧の元へ送るようにと指示を残していた。

 

各将はその意図を考えるが一千では

何かを仕掛けるには数が少ないため

結論を出せずにいた。

 

ただ媧燐を除いては。

 

戦は十六日目、十七日目と函谷関前で

長距離から矢を打ち込む程度で

目立った動きは起こらなかった。

 

しかし、咸陽にはある報せが届いていた。

 

それは函谷関とは別の武関という門の

内側にある華沙という小さな城が

襲撃を受けたというものだった。

 

咸陽へ至る道は函谷関と武関の2つで

武関は道幅が狭いために大軍が侵攻するには

不向きな地形だった。

 

そのため外敵が狙うことはないルートだったが

華沙は武関側のルートにあり、続けざまに

宗と卵という小城も陥落したと報告が入った。

 

それは何者かが間違いなく武関側から侵入し

咸陽へ迫っている事を示していた。

 

ただ、武関では戦闘さえ起きておらず

敵がどこからどう侵入したのかさえ

掴めない状況だった。

 

そしてさらに内府という城も陥落し

隣にある仁糸からも援軍要請が来ていた。

 

合従軍は別働隊を派遣しており、

それが咸陽へと着実に迫っていた。

 

遂に咸陽にもその軍を率いているのが

李牧であるという報せが届き、

一変して咸陽は恐怖の底へ叩き落とされた。

 

 

しぶい状況

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咸陽に迫る李牧は四万近い兵を2つに分け

一隊が眼前の城を包囲し、もう一隊は

先の城へと向かわせる作戦で次々と

城を陥落させていた。

 

昌文君は李牧が最初からこれ狙い

周到に準備をした上で函谷関脇の

山道を抜けてきた事を悟る。

 

そして咸陽では本格的に李牧との対峙に向け

対策を練る必要性を迫られていた。

 

作戦は2つで一つは咸陽で敵を迎え撃つ方法、

もう一つは城から打って出て咸陽へ続く南道で

敵を撃破する方法である。

 

ただ、咸陽は敵に攻め込まれた経験がない上に

大半の兵は函谷関へ向かっていた。

 

打って出る場合も抜かれてしまうと

城を守る手段がない函谷関はすぐに

陥落してしまうというデメリットがあった。

 

文官たちは大慌てで仮想李牧を相手に

作戦を立て始める。

 

その頃、媧燐は陣内で李牧の作戦を

配下に聞かせていた。

 

李牧は開戦前から別働隊を送ることを考え

山道に近い位置に趙国を布陣させ、

さらに開戦直後から一千単位で兵を山の裏へ

送っていた。

 

その上で各国の軍から一千を徴兵して

別働隊へ向かわせることで趙軍だけの

手柄ではないことも示していた。

 

そして李牧は仁糸を落とし続く食と郎に

迫っていた。

 

昌平君はこの2つの城が連携の取れる

位置関係にあることから多少でも

時間稼ぎができることを期待していた。

 

だが、趙国軍は断崖をものともしない

特殊な騎馬隊を用いることで難なく

この2つを攻略してしまう。

 

昌平君は咸陽が守りに適さないことから

別の作戦を考えるが、時間が足りなかった。

 

李牧は咸陽まであと2日の位置まで到着し

それでもなお歩幅を緩めずに咸陽へと

馬を進めていた。

 

しかし、そこで李牧に思わる誤算が起こる。

 

進軍を続ける趙軍の背後から麃公の軍勢が

襲いかかってきたのである。

 

 

麃と飛

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咸陽にも突如現れた援軍に関する情報が入り

その軍の旗には麃と飛の文字が

刻まれていたという報告がされていた。

 

その報告に昌文君、昌平君、呂不韋は

訝しがる。

 

そのからくりは四日前の開戦十六日目に

麃公が合従軍の陣から離れた数千の軍勢を

目撃したことから始まる。

 

ただの麃公の直感だったが、

飛信隊と麃公軍から三千を選出し

その軍勢の後を追うことにした。

 

李牧軍は秦国に気取られないように

人目につかない山道を選んで進んだために

行軍に時間がかかったが、麃公軍と飛信隊は

自国の理を生かして最短ルートを全速力で

駆け抜けたために李牧に追いつくことができた。

 

その後も兵を増やした麃公軍は李牧に

追いつくまでに五千ほどまで増えていた。

 

完全に背後を取られた李牧だったが

焦ること無く自身で対処することを決めると

流動という戦術を発動させる。

 

高所からその全容を見ていた河了貂は

函谷関の戦が開戦する前に魏軍と麃公軍が

戦った際にも呉鳳明が同じ戦術を仕掛けようと

していたことに気づく。

 

だが、その際は麃公が途中で罠に気づき

敵から離れたために発動することはなかった。

 

この術は渦を巻く水流と同じで流れに

絡め取られると兵を分断されて

各個撃破されてしまうという高等戦術だった。

 

さらに呉鳳明は高台の車を使い上から指示を

出すことで術を使おうとしていたが

李牧は地上にいる状態でそれを発動させていた。

 

麃公と信は完全に分断されてしまい

それぞれの軍が窮地に陥っていた。

 

河了貂は高所から下りて各隊を個別に

流れの外まで導こうとするが、

麃公は逆に流れに乗って敵の本陣目掛けて

突撃を仕掛けようとする。

 

李牧の配下も一度下がるよう進言するが

流動の流れは術を発動させた者にしか

読めないため問題ないと李牧は答える。

 

本陣に近づきつつあった麃公軍の旗印も

趙軍の濁流の中に消えてしまい、

部隊は全滅してしまったように見えたが

そこに突如麃公が姿を表し李牧の前へ進み出る。

 

麃公は本能で李牧の術を破り

敵本陣までたどり着くことに成功した。

 

 

本能型の極み

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麃公は流動を破り李牧の前までたどり着く。

 

それを見た李牧は麃公が自分の理解を超える

本能型の極みにある武将であると敬意を示す。

 

だが、そこに焦りは一切なく落ち着き払っていた。

 

その訳は戦場に武神と呼ばれる龐煖が

いたからである。

 

信は敵陣にたどり着けずにいたが麃公の姿を

遠目から確認しており、その近くに現れた

龐煖の姿を見て驚きの声を上げる。

 

麃公は龐煖が王騎を討った人物である事を

思い出すと同時に、あまりの異質さに

王騎のような天才が討たれた事を納得する。

 

そして部下達に李牧を討つよう指示を出し

自身は龐煖に向けて矛を構える。

 

 

ど阿呆

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龐煖の出現によって信は

王騎が殺された時の事を思い出す。

 

そして麃公の身を案じ一心不乱に

馬を走らせる。

 

その間に麃公と龐煖の一騎打ちは始まり

最初の一撃で麃公は馬ごと吹き飛ばされ、

続く第二撃で腹部の甲冑が破壊される。

 

麃公の反撃は軽くいなされ、

逆に左の胸部を切りつけられてしまう。

 

周囲にいる兵たちは龐煖が三年前の

王騎との一戦から更に強くなったことを悟る。

 

龐煖は麃公からは何も響いてこないと言うが

麃公もまた龐煖から何も感じられず

火のつけ所を見つけられずにいた。

 

李牧は麃公に対し流動と龐煖を使った

戦法によって敗北しかないことを

尖すぎる直感で悟っているためである

と宣言し秦国軍の士気を下げる。

 

 

だが、麃公は龐煖に対して三年前の戦いで

王騎が背中に矢を受けなければ勝っていない

という話を持ち出す。

 

その言葉を否定する龐煖だったが、

麃公は多少の揺らぎを見て取る。

 

さらに未だに戦場にいるのは

勝てなかった王騎の幻影を追っているからと

続けて揺さぶりをかける。

 

龐煖は王騎の強さが何だったかを知るために

戦場にいると答えるが、それを聞いた麃公は

龐煖を自分の抱える矛盾に気づかずに

一人悶ているど阿呆と一蹴する。

 

それを聞いた李牧は麃公が龐煖の本質を

ついていることに気づく。

 

そして麃公は龐煖の求める答えは戦場にあると

宣言をすると続く一撃で龐煖の巨体を吹き飛ばす。

 

それによって勢いを盛り返した麃公兵に対し

李牧も全兵力で討ち取ろうとする。

 

乱戦状態に陥った戦場で麃公の副官や部下が

次々と生命を落としていく。

 

麃公はそんな部下たちに対して自分も

龐煖の首を手土産にすぐ後を追うと告げる。

 

そこへ敵兵を突破してきた信が到着する。

 

 

前進

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麃公のすぐ近くまで辿り着いた信だったが

少数の兵で戦況が覆るような状況ではないため

麃公は信に対して前進をして先に咸陽へ

向かうよう指示を出す。

 

自分を見捨てろという命令に対し

信は反論するが、麃公は自身の盾を渡し

後の事を全て託そうとする。

 

龐煖はそれを見て生を諦めたと受け取り

麃公を弱者と罵る。

 

それに対して自分と信のやり取りをみて

湧き上がる力や紡がれる炎を

一切感じなかったのかと叱責する。

 

だからこそ王騎に勝てなかったのだと言うと

麃公は再び重い一撃を繰り出す。

 

激しい打ち合いになった二人の戦いは

ぶつかる度に傷を増やしていったが

龐煖の一撃によって麃公の左腕は切り落とされ

胸元にも深手を負ってしまう。

 

麃公は残った右腕で矛で押し込むと

王騎の時と同様にその刃が龐煖の首筋へと

深く深く食い込んでいく。

 

結局、麃公の矛は弾き飛ばされてしまうが

そのスキに右腕で龐煖の左腕を絡み取り

力技で骨を粉砕させる事に成功する。

 

最後の置き土産を済ませた麃公は

信に向き直り、火を絶やすなと言葉をかけると

笑ったまま龐煖に討ち取られてしまう。

 

 

うまい酒

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信は麃公と酒を酌み交わした時に

六大将軍になれなかった理由を訪ねた。

 

麃公は端的に興味がなかったと答える。

 

麃公曰く六大将軍の面々は皆夢追い人で

戦場に甘美な夢を抱いて勝っていたが

自分は生まれたときから戦場で育ったため

戦場が家であり、戦が生きがいだったと語る。

 

そのため昭王からは何度も王都への召喚命令が

来ていたにも関わらず全て無視して戦場に

い続けたために六大将軍になれなかったという。

 

ただ戦いに勝利し、うまい酒を飲むことを

だけが麃公の生きがいだった。

 

また、六大将軍のような強者と飲む酒は

格別にうまかったらしく、それを聞いた信は

自分がそれ以上に強くなってもっとうまい酒を

振る舞うと宣言する。

 

麃公はそれは楽しみだと小さく笑うのだった。

 

信は麃公と語り合った日々を思い出し、

そして現実にある麃公の亡骸を見て涙を流す。

 

まだ、戦は続いていて龐煖と李牧は間近にいる。

 

信は怒りで我を忘れていたこともあり

そのまま敵本陣へと突っ込もうとする。

 

それを従軍していた壁が制し、

麃公の前進せよという命令に従うよう促す。

 

それを聞き分けられない信だったが、

壁が本気で殴りつけ、麃公の言葉を思い出し

盾を渡した意味を考えよと言葉をかける。

 

信は我に返り、悲しみにくれたまま

趙軍から脱出をするのだった。

 

河了貂は残存兵を集めて回ったが

流動によって削られたことと

麃公の配下が弔い合戦のために殉死者が

多く出たことで当初の兵五千は二千にまで

数を減らしていた。

 

さらのその後も李牧軍の追撃を受けたために

数は更に少なくなった。

 

咸陽にも麃公討ち死にと二千ほどの兵が

敗走してきていることが報告された。

 

それによって咸陽の中では戦火を免れようと

城から脱出を図ろうとするものが暴動を起こし

場内は慌ただしく成り始める。

 

機を図ったように呂不韋は配下を使い

暗殺部隊を王宮に招き入れていた。

 

政の首を差し出し、咸陽を無血開城する事で

自身が助かるだけでなく何らかの恩恵を

得ようとするための画策だった。

 

 

政の決断

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李牧の対処だけでなく城内の民の暴動、

そして呂不韋の企みもあって

王宮の中は慌ただしくなっていた。

 

政は昌平君の前に姿を現すと

呂不韋四柱ではなく軍総司令として

意見を聞きたいと話しかける。

 

そして咸陽が守備戦に向かないことから

他の選択肢を見つけるしか無いと言うが

昌平君は麃公が討たれたことでその作戦も

潰えてしまったと答える。

 

だが、政はまだ「蕞」があると返す。

 

その言葉を聞いた昌平君は周囲にいた

配下たちを下がらせ二人で話を始める。

 

その後、政は王宮から姿を消してしまい

場は騒然となった。

 

消えた政は後宮に現れると

子供を身ごもった宮女の向の前に現れる。

 

そして現在の状況が危ういことを告げると

自身も戦うためにしばらくは会えないと説明し

その場を去ろうとする。

 

不安に駆られた向はなんとか政を

引き留めようとするが、

最後には気をしっかりと持ち

戦場へ向かおうとする政を送り出す。

 

その後、政は昌平君と相談して決めた

唯一の戦える方法を実行に移すために

咸陽のすぐ手前にある城「蕞」へと

馬車を走らせる。

 

咸陽と蕞の間には渭水という川があり

渡渉をしなければいけないことから

蕞を無視して咸陽へ進む事はできない。

 

そのため、蕞で敵を迎撃することで

咸陽への侵攻を阻止しようというのが

最後に残された手段であった。

 

ただ、蕞の兵も函谷関に送っているため

残っている兵は少なく、唯一の強みは

人口が多いために一般市民を武装させれば

多少は戦えるという点だった。

 

昌平君もその作戦は考えたが、

麃公を失ったために一般市民を焚き付けて

戦える状態にできる武将がいなかった。

 

それに対して政は

武将ではないが、それができる人物が

一人だけ残っていると答える。

 

その人物とは秦王である政自身であった。

 

そして政は自らの国を救うために

甲冑に身を包み決戦の地へと

進軍を開始するのだった。

 

ー30巻完ー

 

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